2010.04.14.お知らせ

【研究会のご案内】

自己免疫性肝疾患を中心にした病理と臨床の肝疾患研究会
第41回川崎リバーカンファレンス
Final Announcement

日: 平成22年4月17日(土)
時: 午後 2:30〜6:30
所:ホテルラフォーレ東京 地下一階『左近』
〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-36
TEL 03-5488-3911

主催:シェリング・プラウ株式会社

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■御案内■


第41回川崎リバーカンファレンスの御案内をさせていただきます。
今回は前回と異なりホテルラフォーレ東京(品川駅近く)が会場となります。
今回は宿題報告、積み残し症例、新規症例の検討を行いたいと思います。
今回は残念ながら司会の銭谷幹男先生がEASLでウィーンに出張中のため欠席となります。
次回の参加を期待したいと思います。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。

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T 症例検討
PM2:30〜6:30

新規例はお預かりした肝組織標本を返却いたしますので受付でお受け取りください.
発表はPCプロジェクター(Windows対応)です.
CDかUSB対応フラッシュディスクに入れてお持ちください.

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積み残し症例

症例1 36歳男性
施設 手稲渓仁会病院(駒場福雄先生、姜 貞憲先生)
診断 薬剤性肝障害? AIH?
問題点 10種類以上のサプリメント、健康食品愛好家が黄疸になって入院してきました。サプリメント中断したら肝障害は改善しましたが男性なのにANA 160倍と陽性でした。ミノマイシンなどでAIH様の肝障害が起こることありますが本例の肝障害は?ANA陽性はAIH?もともと?サプリの影響?
病理組織 2009/1/16(H09-250)
担当病理医 松本俊治
司会 柴田 実

 

症例2 75歳女性
施設 新潟県立中央病院(津端俊介先生)
診断 C型慢性肝炎、自己免疫性肝炎?
問題点 CH-Cのインターフェロン治療目的に紹介されて肝生検を行いましたら、病理の診断が自己免疫性肝炎になっていたそうです。抗核抗体チェックしてみたら320倍陽性とのこと、AIHとしてプレドニゾロン治療の適応となるのでしょうか。AIH type2bでしょうか? あっぱれな病理医ですね。
病理組織 2009/5/7(H0902133)
担当病理医 松本俊治
司会 箱崎幸也

 

症例3 62歳女性
施設 自衛隊中央病院(青野茂昭先生、箱崎幸也先生)
診断 W型Budd Chiari症候群
問題点 肝障害精査で紹介され自衛隊の先生方はBudd Chiari症候群と診断されたそうです。まれな疾患ですが重要な疾患です。本当にBudd Chiariでいいのでしょうか。W型で何でしょうか?疾患概念の整理、画像、病理で確認をしましょう。
病理組織 2009/2/5(H09-404)
担当病理医 松本光司
司会 森實敏夫

 

新規症例

症例4 72歳女性
施設 NTT西日本大阪病院(金子 晃先生)
診断 肝障害、血球貪食症候群
問題点 T-Bil 32.2, AST 249, ALT 289, ALP 1026, ferritin 3745, Hb9.6, Plt 5.5万などと華々しいデータの肝障害症例です。肝障害の原因、血球貪食症候群の原因は何でしょうか? HLA DR4陽性とのことです。
病理組織 2009/11/19(B0905628-1)
担当病理医 中野雅行
司会 柴田 実

 

症例5 51歳男性
施設 昭和大学消化器内科(下間 祐先生)
診断 薬剤性肝障害
問題点 2009/12感冒症状で近医よりタリビット、メジコン、ムコダインを処方されたら、T-Bil 13.2, AST 1311, ALT 1479, PT53%と急性肝障害が出現。2010/3になってもT-Bil 4.7, AST 204, ALT 193, PT56%と肝障害が持続。薬剤性肝障害だけでいいのでしょうか。原因、治療は?主治医は移植も考慮されているようですが、そのタイミングは?
病理組織 2010/1/8(P10-00155), 2010/2/19(P10-01411)
担当病理医 松本光司
司会 箱崎幸也

 

症例6 46歳女性
施設 大阪鉄道病院(内藤達志先生)
診断 血球貪食症候群、自己免疫性肝炎
問題点 2009/3感冒症状(39℃)で近医よりクラリス、PL顆粒、ロキソニンを処方されたが症状改善せず。T-Bil 6.5, AST 847, ALT 1434, Plt 1.4万と肝障害、血小板低下を認めたため入院。Ferritin 5240。骨髄穿刺検査で血球貪食症候群と診断。ステロイド治療を行ったら発熱、肝障害、血小板低下は改善。ステロイドを漸減中断したら肝障害が再燃(AST 35→462)。肝生検でAIHと診断し再度ステロイド投与。血球貪食症候群の原因は? 自己免疫性肝炎との関連は?
病理組織 2009/5/21
担当病理医 中野雅行
司会 森實敏夫

 

症例7 52歳男性
施設 倉敷成人病センター(池田 弘先生)
診断 自己免疫性肝炎+原発性胆汁性肝硬変
問題点 2003年からアルコール性脂肪肝としてフォローされていたが2008γグロブリン高値に気付き自己免疫をスクリーニングしAMA, M2, ANA全て陽性と判明。肝障害は胆道系よりトランスアミナーゼ優位です。AMA陽性AIHでしょうか?ウルソで皮疹が出現してしまいました(そんなことあるの?)治療はステロイドでしょうか?ベザトールでしょうか。
病理組織 2010/2/24
担当病理医 松本光司
司会 柴田 実

 

症例8 46歳女性
施設 県西部浜松医療センター(森 泰平先生)
診断 自己免疫性肝炎?
問題点 2009/7亜急性甲状腺炎と診断され内分泌科で治療。2ヵ月後肝障害(AST398, ALT567)が出現。内服薬を中断するも肝障害改善せず、ANA 40倍陽性、IgG, IgM正常ですがAIHなのでしょうか。HLA DR4陽性です。
病理組織 2009/9/17(H0906901)
担当病理医 松本俊治
司会 箱崎幸也

 

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病理解説

大船中央病院 病理診断科部長                中野雅行先生
順天堂大学医学部練馬病院 病理診断科教授       松本俊治先生
海老名総合病院 病理診断科部長              松本光司先生

総合司会(座長)

柴田内科・消化器科クリニック 院長            柴田 実先生
(東京慈恵会医科大学 内科教授             銭谷幹男先生)
                                 *今回は欠席予定

国際医療福祉大学 内科教授              森實敏夫先生
自衛隊中央病院内科 内科部長             箱崎幸也先生

コメンテーター

せんぽ東京高輪病院 名誉院長 東京慈恵会医科大学 客員教授 戸田剛太郎先生

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連絡先

東京;
〒163-1023 新宿区西新宿6-12-1 パークウエスト7F
シェリング・プラウ梶@後藤田剛史 03-6901-1611

神奈川;
〒222-0033 横浜市港北区新横浜 3-19-5 新横浜第二センタービル8F        
シェリング・プラウ梶@小松雄三 045-475-3855

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会場アクセス

ホテルラフォーレ東京
地下一階『左近』

〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-36
TEL 03-5488-3911

多数の皆様のご参加をお待ちしております.


*過去の研究会ご案内内容は、こちらのリストからご覧ください*


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